こんにちは!もしけでございます!
さて、本日は、社員登用についてです。
目次
アルバイトさんが社員になりたいと申し出
当社で、アルバイトをしてくれている方が、当社のビジネスモデルや、サービスを提供している社員に惹かれて
「是非是非!社員なりたいです!!」と社員登用の応募をしてくれたんです♪
人気がない業界での社員希望は超貴重
私の会社は、どしても人気が薄いサービス業&冠婚葬祭業でしかも超売り手市場の昨今
このように言ってくださる方は、稀でございまして。しかも、もっとも厳しい現場のサービスを直接やりたいとおっしゃるわけですよ!
これには私と部長と、嬉しくて、直ぐに本人へ志望動機の整理、なぜ社員になりたいか等のヒアリングをして、社長面談を設定させていただきました!
そのアルバイト方の人柄もまあ、問題ない。社員になる覚悟もある。
そう思って、現場の上長と推薦状を作成し社長に(社員登用の決定権は社長なのです。)提出! 社長面談を設定しました。
社員登用面談終了後、雲行きが怪しい・・・
社長面談を終了し、アルバイトの人が出てきて、社長も出てきました。
……ん? 雲行きが怪しい……
所感はそんな印象。明らかに、アルバイトの人が涙目になっていて社長は険しい顔(゜ロ゜)
どしてだろ?
疑問に思った私は、社長と直接お話しました。
私
「社長!面談あまりよくなかったですか?あの人は意欲もあって、当社で、身を粉にしてやりたいっていってるんですよ。何かありました?」
社長
「意欲があって、やりたいって言う気持ちは、すげえ伝わったよ。でも、2年後には、辞めて、実家に戻る事情があるらしい。すげえドライな言い方だけど、育てても、二年限定で会社を辞めるって確定している人を社員にするって、経営者として、俺、わりにあわなくね?」
……その一言をもらった時点で、反省するしかなかったです( ;´・ω・`)
社員登用面接の事前すり合わせ不足
本人が書いた、志望動機書に「自分に限られた期間は2年!その思いで一流の社員を目指します!!」と書いてありました。
人事の面談の時にも、覚悟の表れとしか聞こえない内容で、すばらしい意欲だ!としか思わなかったのですが、
社長が掘り下げて聞いたら、2年は、本人が出産を決めていて、その時は、会社を辞めるという内容でした。
産前産後休業、育児休業は戻ってくる前提で行使可能
確かに、女性が既婚者で、出産を考えているというのは、勿論、それを元に待遇を差別するつもりもないし、女性が働きやすくする環境を整えて、対応する必要があることは、人事として、常に考えていることではあります。
しかし!
しかしですよ!
それをすでに、頭にいれながら、制度のいいとこ取りをする為に、社員になりたいと、思っていることを前面に伝えられたら、私、どうしようもありません。
現に、産休育休って、あくまで
在籍一年以上で、育児休業後、継続して勤務する事を原則で、行使できる権利なので( *・ω・)
それを利用したいっていう事を、全面に打ち出されると、もはや、フォローができない。
一旦、社員登用の件は保留となりました。
権利と義務のバランス
……難しいですね。
会社として、人事として、女性が不利にならないように、配慮はしなければならないですが、最初っからそれを前提に、社員になりたいと、全面に出されると。ちょっと違う気がします。
有給とか、お休みとか、福利厚生の申請等、社員の権利って、社員としての義務を果たす事によって主張する事が出来る事だと、私は思うんです。
女性のライフステージに不利にならないようにするということは、重々承知。
だけど、出だしから義務を全うする前に、権利主張でお話を進められると、これは違うと思わざる得ませんでした。
このケース、皆さんの会社では、どう思われるでしょうか?
悶々としたまま、書かせて頂きました。
以上です! 最後まで、お付き合いくださり、ありがとうございました!!