こんにちは、もしけです。
今回は人事のスキルアップ方法についてお話します。
- 将来人事としてやっていきたい!だから先にどんな仕事なのか情報が欲しい方
- 人事に配属になったけど、何をすればいいかわからない方
人事ってスペシャリスト職!
専門知識を凄く勉強しなければいけないんだろうなと思っている方、多いと思います。
これは、アプローチとして20%は正しい。
ですが、80%は他に時間割くことが山程ある。
という事を私は15年以上人事やってきて痛感しています。
※そんな私のプロフィールはコチラです。
何故かという事を話していきます。
最後までお付き合いくださいませ。
目次
人事に必要な資格は何?
冒頭に書かせてもらった通り、人事の人が持ってる資格って皆さんどんなイメージがありますか?
- 労務管理や制度企画担当だと社労士、衛生管理者
- 採用や教育担当だと、キャリアコンサルタント、キャリアカウンセラー、コーチング
こんなところでしょうか。
どれも役に立ちそうな資格ですし、衛生管理者は50名以上社員がいる会社だと、1名必須で配置しなければいけないので、必要な資格ですね。
ただ、あえていいます。
人事でキャリアを積んでいきたい!
成長していきたい!と思っているなら、最初、資格勉強はしないほうがいいです。
マジで。
最初のうちは資格勉強をして専門的な知識を深めるより、人事領域で広く浅く色々な経験をしたほうが良いです。
これを私は表面知識と呼んでいます。
知識を駆使して顧客にどう役に立つか
社労士など資格試験で勉強する労働法の細かい内容は、もちろん大切な事です。
働いている人を助けることもできます。
ですが、深い労働法の知識が必要になる機会は、滅多にありません。
むしろ会社の人事として働いている自分を、お客様である従業員のみんなは何を欲しがっているか。
これを相手の立場になって考えるとどうでしょうか。
上記は1例ですが、
「労務管理」の専門知識
「採用」の専門知識
というものを求めているというより、
どうなるかわからない不安を一緒に共有して、一緒に考え、解決に協力してくれる事を求めています。
「一緒に」に人事の価値がある

マーケティングの本で「ドリルを売るなら、あなを売れ」という有名な本があります。
この「価値」と本質的には同じです。
みんな人事のあなたに専門的な知識を知ってるから「価値」と感じているのではなく、
結果、「価値」と思ってくれるわけです。
※下記でも紹介させて頂いてます。よろしければコチラも見てください!
人事の仕事とはズバリ!コミュニケーションです!【人事キャリアアップ①】
大事なのはアンテナが立つ事と動く事

ということで、従業員が問い合わせに来てくれた悩みを解決するために動く事が求められるのですが、ここで1点注意があります。
それは、いつも悩みがハッキリしてるわけではないという事です。
悩みの内容がプライベートな事であったり、あまり知られたくない事であれば、みんな隠して話してきますし、
当の本人が悩みだと思っていなくて話してくる場合もあります。
人事で大事になるのは、その場面でアンテナが立つ事です。
とかです。
このような何気ない話の中でも、人事としての役割のアンテナを立てる。
その為には資格勉強より、人との対話経験を増やした方が成長できます。
まとめ:机にかじり付き人事だけはヤメよう。
今回のまとめです
- 人事向けの資格というのは、労務管理や教育、採用などジャンル別に複数ある
- が、人事成り立て時は資格取得は目指さないほうが良い
- 人事の各ジャンルには専門知識が必要だが、その学習の深堀はとりあえず良く、さわりだけで良い(表面知識)
- 表面知識を持って社内(時には社外)のヒトと接してニーズをキャッチできるのが大事
- ニーズをキャッチし対応する事で相手の不安や悩みを解決する。これが人事の価値である。
以前、人事はデスクワークでなくコミュニケーションであるという記事を書かせていただきました。
今回紹介した通り、人事の価値はデスクで数字と向き合っていたり施策を考えているだけでは、務まりません。
デスクから立って、ヒトと接する事。
そして表面知識とリンクさせて、課題を見つけて動くこと。
これを養うことが大事です。
一朝一夕で出来ることじゃないですが、このことを意識しながら日々動く事で、着実に成長できます。
是非とも、コツコツと頑張ってくださいませ!
以上になります。
最後までお付き合いくださりありがとうございました!