人事制度

人事の仕事は、顧客のニーズを忘れずに動く事!人事制度をつくる④

※この記事は、人事担当者の方が、人事制度って何の為に導入するのかと、疑問に思った方にお役たちになれる記事です。

どもども~♪もしけです。

今回は、人事制度は誰の為に入れるか?でございます。

人事制度内に追加で制度化してほしい変なニーズが・・・

そりゃまあ、お客様である、従業員の為に入れるものではあるのですが、今回、変なニーズがありました。

内容をお話ししますと、みんなで協力する仕事、代わりバンコにやる仕事があります。

でも、中にはサボっている人がいます。

パレート(2:6:2)の法則って聞いた事ないですか?

2はガンガン皆の為に、協力しまくりますよ!!の人。

6は、まあ、みんなでやることだしね、しょうがないでしょ。やりますよの人。

2は何か色々理由つけて、やらない人。

そんな区分にキレイに分かれているチームの現状があるようです。

そんな中、マネジャーの要望は、組織に協力しない人とする人に、何らかしらに区分をつけて、お給与面とかで、差をつけたい!というニーズでした。

人事制度で解決する?マネジメントを強化する?

う~ん・・・、気持ちは凄くわかるのです。

組織で仕事していると、どうしても、協力しない。

楽しようとする人がいる。

さらに、その人が、たちの悪いことに、マネジャーより歳上で社歴が長かったりするんです、これが( ;´・ω・`)

ただ、ただですね。

これって、人事制度で縛りをつけていくと、何のためにマネジメントがいるかワケわからなくなるんですよヽ(♯`Д´)ノコリャーッ

だって、マネジメントのお仕事は、組織を潤滑に回して、成果を出す事がお仕事です。

今回のケースも、マネジャーが協力しない、2割に叱るとか、怒るとか、評価面で下げるよって戒めるとか、やりようはいくらでもあるはずなんです。

なのに、それがやりづらいから、経営陣と人事で握った、制度やルールで、縛るとする。

すると、協力しない人は、一瞬協力してくれるようになるかもですが、別の問題を産む可能性が出てきます。

例えば、会社で結託して制度決めをしたことを恨み、不満がたまり、一生懸命やる人の足を引っ張る。

ベテランだけに、さらなる抜け道を探したり。

終いには、悪いこと吹聴するだけして、他の人のモチベーションを落としてしまって、退職を増やしたりなどしてしまったり。

一時的には、落ち着くかもしれませんが、根本的な解決になっていないんですよね。

人事の顧客ニーズがあるなら先ずやってみる事

でもでも、みんなでやらなければいけない仕事にコミットしてくれない課題があることは事実。

こういう場合は、

短期限定で、一時的解決策だとわかってても、とある仕組みを導入し、課題が浮上する間に、他の制度を強化し、外堀を埋める。

これを試みようと思います。

本当は、マネジメントの裁量で、解決できない決めをする事が制度のあり方なのですが、マネジメントの裁量がどうしても行き届かない場合は、やむなしです( ・`ω・´)

後で後悔しても一旦導入します。

制度構築など、人事企画担当者は、リスクを予測できても、現場のニーズと合わないケースが出てきてしまいます。

そう言う時は、

とりあえず制度を導入しつつ、次に出るリスクに備える事。

わかっていても、これをやってみてください。

短期的には報われないかもですが、中長期的には、味方を増やすことに繋がるはずですので、是非とも!!

以上になります!!最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!!

この記事が気に入ったら
「いいね」で更新情報をGET~♪

もしけを
ABOUT ME
アバター
もしけ
人事のお仕事を東京でやってます。 人事業務やキャリアアップ・転職に悩んでいる人向けに、実体験を通じての解決情報をシェアします!