※この記事は、人事制度を作ろうと思った時、どこから手を付けてよいかわからない方に、お役たちになれます。
どもども~♪ もしけでございます。
今回は、人事制度をつくる時に一番最初にやる事についてを紹介いたします。
目次
そもそも人事制度って何?
ちなみに、皆さんは人事制度って言うと何を思い浮かべますでしょうか?
一番多いのは、どうやったら評価されて、どうやって給料が上がるのか?っていう、事でしょうか。
人事制度って言葉、実はものすごい広い言葉です。
人が1つの会社の選考を受けるところ(採用) から、人がその会社を退職(あるいは役員就任とか)までの、人が関係する仕組み全般の事を言います。
いわゆる「ゆりかごから墓場まで」、人が生まれて(採用、入社)、亡くなる(退職)まで、ですね。
今回はその中でも、狭義で、コアな部分、【評価制度】、【等級制度】、【賃金制度】など通称【コア人事制度】の3本柱の構築について、お話ししたいと思います。
ただ、これをすべて、語ろうとすると、朝までかかるので(笑) 順々に要点絞って書きたいと思います。
いざ、人事制度を作る時は、コンセプトの設定が一番最初で一番大事
人事制度をつくる上で、一番最初にすることがコンセプトの設定です。
評価、等級、賃金の話をすると書いたのに、いきなり変わって申し訳ありません。
ただ、入り口のここが超大事なので、先に書かせて頂きます。
何故、コンセプト設定からなのか?
私自身がそうなってしまったのですが、人事制度を設計しようとする時、最初っから、どう評価されたら評価されて、いくらくらい給料が上がるのかっていう自分にとって大事だと思うところ、
もしくは、他部署の社員とお話しているなかでの不満などから、拾い上げて、いわゆる身近なところから作りこもうとしがちです。
ここが、最初の落とし穴!
評価、等級、賃金の各制度を定めるのは何のためか?
それは、社員をどう育てて、どう成長させるかっていう決めをするためです。
なので、行動指針と一緒です。
行動指針の作り方を考える前の注意点!決める時は社員からじゃないって話で書かせて頂いたように、ここはトップのヒアリングからスタートします。
制度設計のカギは、トップ(社長)が、もっている。
社長が、会社を運営する上で、ゆずれない事、こだわり続けたことが、【経営理念】だったりするわけです。
同じように、社長が、会社に帰属する社員に、どう育ってほしいか、成長して欲しいか。
【人事バリュー】とか【求める人物像】とか【人事理念】といったりします。
先ず、ここを掘り下げて決めます。
マネジメントへの落とし込みがラクになる。
ここを定めておかないと、その後、役員やマネジメントなどの、ボードメンバー&マネジメント層に、落としこむ段階で、こうしてほしい、ああしてほしいという、ニーズがどんどん増えて、人事制度の軸が、決められなくなってしまいます。
人をこう育てたいっていう、想いは千差万別です。
でも、同じ会社で、マネジメントするならば、トップ中のトップ(つまり社長)でゆずれない事と決めているものは外せないので、そこに関する事に、意思統一を図るわけです!
その後に、人事制度を浸透させるためにも、トップの人材育成に対しての、ゆずれないところは必要不可欠です。
ちょっと、くどくなりましたが、トップの想いを文字化する事、その文字化から、こういう人事制度に作り上げますと文字化したものが【人事制度コンセプト】です。
正解はない。妥協せず作りこみましょう
人事制度のコンセプトは会社によって、異なると思います。
例えば、トップが、
うちの社員は、時代の変化に対応すべく、変化したりすることに憶さず、未経験な事でも、追及していくことが大事。
その部分を持って頑張ってほしい!
という想いがあるなら、【チャレンジ】が人事制度コンセプトの要素になり、給与が上げ下げしやすい人事制度を作ります。
長く、継続的に努めコツコツ頑張ることが大事なら【終身雇用と年功序列をもう一度!】が人事制度のコンセプトとなり、【年齢給】や【勤続給】を用いたりします。
終身雇用と年功序列にあった賃金制度に興味がある方は、賃金制度の作り方のポイントは?をご参考にしてみてください。
コンセプトが不明確だと、役割給だけのお給料は危険!年齢給 勤続給の必要性を感じました。の記事のように後々リスクが出てきますので、ご注意を・・・。
すべての土壌となる、人事制度コンセプト
木で例えると、人事制度のコンセプトは、木が生える、【土】の部分になります。
ここが決まれば、どう木を植えて生やしていくかを、定めることがやりやすいです。
先に木を作ると、土壌が定まっていないので、様々な要因で倒れたり、倒されたりしちゃいます。
なので、これから人事制度を導入することを考えている会社さんは、コンセプト決めからやってみてください♪
その他構築は後日シェアさせていただきます。
以上です!最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!!